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Q:別居していた夫が亡くなりました。遺品を整理していたところ、預金通帳は見つかりましたが、生命保険の保険証券は見つかりません。夫は生前、生命保険に加入していることは聞いていました。残念ながら、どの保険会社に、どれだけ加入しているかわかりません。調べる方法はあるでしょうか? A:保険会社から送られてくる「契約内容のお知らせ」や「生命保険料控除証明書」などの書類が見つかれば、それらを手掛かりに加入している保険会社がわかります。保険会社に直接連絡して契約の有無を確認してください。手掛かりがない場合は、加入していると思われる保険会社に一件一件連絡して、調べてもらうことになります。 ●188-1 保険会社からの送付書類を探す 生命保険に加入していれば、生命保険会社から定期的に「契約内容のお知らせ」や「生命保険料控除証明書」が送付されているはずです。郵便物を丹念に探せば見つかるかもしれません。預金通帳があるのであれば、過去の入出金履歴の中に生命保険料の引き落としがないかどうかも確認してください。もしあれば、保険会社名が記録されているはずです。 ●188-2 勤務先に問い合わせる 故人の勤務先の総務部門の保険関係担当者に照会すると、生命保険に契約していれば教えてもらえる場合があります。 ●188-3 保険会社に直接問い合わせる 目星を付けて、生命保険会社に直接問い合わせる方法もあります。保険会社の本社または支社に電話をして、故人の氏名と生年月日を伝えれば、契約の有無を教えてもらえます。ただし、「死亡診断書」「戸籍謄本」「運転免許証」などの本人確認書類が必要になる場合がありますので、用意しておいてください。 ●188-4 加入当時の生命保険会社の社名が変わっている場合 契約年月日が古く、その当時の保険会社がなかったり、保険会社の社名が変更されている場合があります。古い保険会社名がわかれば、生命保険文化センターや生命保険協会の相談窓口に連絡して現在の保険会社名を確認し、その保険会社に問い合わせてください。 ●188-5 弁護士に依頼する まったく手掛かりがない場合は、弁護士に依頼して、契約照会をしてもらう方法もあります。弁護士は、生命保険会社全体に契約照会を行います。ただし、この場合は費用と期間がかかります。 ●188-6 災害地域生保契約照会制度 台風、地震、津波など大きな災害に遭われ災害救助法が適用された地域で生命保険契約の手掛かりを失った場合、生命保険協会が窓口となって契約の有無などを調べてもらうことができます。 |