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Q:親戚の葬儀に参列します。5歳の息子と1歳の娘も一緒に連れて行く予定です。以前、他の方の葬儀に出席したとき、お坊さんの読経の最中に参列した方のお子さんが騒ぎ出したり泣いたりして、その場に集中できずいやな思いをしたことがあります。今回、子どもを連れて行くにあたって、気をつけることがあれば教えてください。 A:万一、葬儀中にお子様が騒いだり泣き出したりしたときに備えて、退席しやすい入り口近くの席に座ってみてはいかがでしょうか。葬儀は厳粛な雰囲気で行ってこそ、故人のお弔いとなります。お子様に何かあるときは親御様の責任です。常識と礼儀に基づいた行動をとりましょう。 ●192-1 30分程度の読経時間は気をつけること 葬儀への参列に際しては、なによりもまず故人と喪家に対する弔意と表すことが大切です。参列者には「謹んでお悔やみ申し上げる」という態度が求められます。乳幼児を連れて参列する場合でも変わりません。喪家、宗教者、参列者への気遣いは最低限のマナーです。 親戚関係の葬儀の場合、小学校に入学する前の乳幼児を参列させることがあります。このとき、もっとも気をつけなければならないのは、僧侶の読経と焼香の時間帯でしょう。そもそも読経は、いくつかのお経を組み合わせて行われます。本来は1時間以上もかかる読経ですが、参列者が多ければ読経の時間を長くとり、少なければ読経を短く切り上げることもあります。長ければ30分以上、短ければ10分程度が読経時間の目安です。また、読経では木魚をたたく音や輪と呼ぶカネを鳴らしたりします。これらもの珍しい音で幼児がはしゃぎ出して困ったという例も聞かれます。 乳幼児に30分以上おとなしくしてもらうというのはムリな話です。参列するときには、もしものときには葬儀を邪魔しないように退席できるよう、できるだけ入り口近くに座るというのが無難でしょう。 ●192-2 宗派ごとの特徴 お葬式に乳幼児を参列させる場合、ぐずらないようにするために、お気に入りのおもちゃや絵本などを持たせて気を引かせてみるというのもよくある方法です。一定時間できるだけ静かにしていられるよう、普段から試しておくというのもよいでしょう。 冠婚葬祭の場は、親戚一同が会する貴重な機会でもあります。できるだけ乳幼児も参加できるよう躾けておけるといいですね。 |