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Q:毎年、年賀状のやり取りをしていた方から喪中ハガキが届きました。「喪中につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます」とありました。年賀状は出さなくてもよいでしょうか。それとも、別の挨拶の方法があるのでしょうか。教えてください。 A:喪中に新年を迎える時は、欠礼として喪中はがきを出す習慣があります。喪中ハガキをもらったら、年賀状は控えましょう。年賀状を出す代わりに寒中見舞いとして返事を出してはいかがでしょうか。また、もし喪中ハガキで不幸を始めて知った場合は、電話や手紙でお悔やみを伝えることをおすすめします。 ●193-1 喪中ハガキと寒中見舞い 喪中には、年賀状を辞退するため、喪中ハガキを送る習慣があります。喪中ハガキは年賀状を準備する前の11月から12月初旬頃まで出すのが礼儀です。喪中ハガキは、父母、夫婦、子、兄弟姉妹、叔父叔母などが亡くなった時に出されます。 もし、喪中ハガキが届いたら、年賀状は控えましょう。その代わりに、寒中見舞いとして、1月8日から2月4日までの間に挨拶ハガキを出してもよいでしょう。寒中見舞いとは、そもそも寒い時期に相手の安否を気遣いながら自分の近況を報告するための挨拶です。喪中ハガキに対しては、例えば、次の文面で出すとよいでしょう。 ************************************************************************** 寒中見舞い申し上げます 年始の御挨拶はご服喪中のことと存じ遠慮させていただきましたが 皆様いかがおすごしでしょうかご案じ申し上げます 寒さもこれからが本番となりますので どうぞお身体を大切にして乗り切られますよう心よりお祈りいたしております ************************************************************************** 寒中見舞いは、年賀状を受け取った時に喪中の人が年賀状の相手に返信する場合や、うっかり喪中の人に年賀状を出してしまった人が再度喪中の人に出す場合など、様々なシーンで利用できる季節の挨拶です。 ●193-2 喪中ハガキで不幸を知ったとき 喪中ハガキをもらって初めて不幸を知ったときは、電話や手紙でお悔やみを伝えることも礼儀です。例えば、次の文面の手紙を送ってみてはいかがでしょうか。 ************************************************************************** このたびはご尊父様ご永眠のご訃報に接し心からお悔やみ申し上げます このような悲報を受けるとは思いもよらず呆然とするばかりです ご家族のみなさまには一日も早く悲しみを乗り越えられ心穏やかに暮らすことができますようお祈り申しあげます ご生前のご厚情に深謝いたしますとともにご尊父様のご功績を偲び謹んで追悼の意を表します 合掌 ************************************************************************** お悔やみの手紙には、頭語、時候の挨拶、前文は不要です。また、お悔やみはハガキではなく便箋に書いて封書で送るのが礼儀です。便箋は白無地で、封筒は一重のものを使用してください。お悔やみの手紙が年内に出せなかった場合は、年明けに寒中見舞いとして出してください。 |